日々

オンラインサービスを駆使して父を弔う

寝たきりだった父は、自宅で介護を受けながら、1年ほど過ごして亡くなりました。
私たち家族の場合、お墓はあっても、これから先それを守る人がいません。
そこで、お寺のお墓ではなく、市営の合葬墓(永代供養)を選びました。

一周忌はやりたい、という母の強い希望がありました。
でもお寺がない。
さて、どうしようかと考えて、たどり着いたのが「オンライン法要」でした。

事前に戒名や宗派などを伝えて、入金をすると、Zoomのurlが送られてきます。
わからないことも、電話で教えていただきました。
当日は、その画面越しに、お坊さんのお経を聞く、という仕組みです。

正直、最初は少し不安がありました。
でも法要が始まる前に、父の人柄を尋ねてくださって、
「心を込めてお経を唱えさせていただきます」と声をかけてくれました。
画面越しの30分でしたが、とても穏やかで、やさしい時間でした。

それから、価格にも驚きました。2万円でした。
自宅には、父の写真とお位牌、お花と供え物、線香を用意しました。
(ちなみにお位牌もオンラインサービスでお願いしています)
家族だけなの、洋服も喪服ではなく、黒い服を着るくらい。
人目がない分、形式よりも気持ちが優先される法要だったと思います。

まだ、あまりメジャーな供養の形ではないかもしれません。
でも、私たち家族の状況や想い、金額などを考えると、
これ以上ない選択だったなと思っています。
本当に、いい一周忌でした。